芸術祭も開催中。ラ・カスタの庭園やカフェを訪ねて長野県・大町へ

北アルプスの登山口がある長野県大町市は、登山やウィンタースポーツの拠点となる山岳都市。東京から最寄りのJR信濃大町駅までは、中央線特急あずさ利用で3時間ほどです。現在、この町を舞台に「北アルプス国際芸術祭」が開催されており、自然あふれる町並みに融合したユニークなアートの数々を鑑賞することができます。アート鑑賞と合わせて訪れたい庭園やカフェなど、大町のおすすめスポットもご紹介します。

庭園散策と香りに癒やされる「ラ・カスタ ナチュラル ヒーリング ガーデン」

 
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大町市には、アロマ好きな人にぜひ訪れてほしい庭園があります。長野県発祥のナチュラルヘアケアブランド「ラ・カスタ」が運営する「ナチュラル ヒーリング ガーデン」です。 「植物の生命力と癒し」をコンセプトにした庭園では、春から秋まで約800種の草花や約200種の樹木が育てられ、小川のせせらぎや鳥の鳴き声を聞きながら、のんびりと森林浴を楽しむことができますよ。

 
 
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「ラ・カスタ」といえば、植物から抽出した天然の香り成分を配合したシャンプーが人気。エッセンシャルオイルもとても人気があります。

 
 
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園内のファクトリーでは調香体験(要予約)も可能。オーガニック精油の中から好きな香りを選んで、アロマミストやアロマサシェなど、世界に一つだけのオリジナルアロマを作ることができます。 入園は4月中旬〜11月中旬までの期間限定で、事前予約が必要です(入園料1100円)。園内には、「ラ・カスタ」のフラッグシップストアもあるので、アロマオイルやヘアケア商品などのお買い物も楽しんで。

「北アルプス国際芸術祭2024」が開催中です

 
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ヨウ・ウェンフー〈游文富〉「竹の波」

大町市を舞台に、2017年から開催されている「北アルプス国際芸術祭」。第3回目となる「北アルプス国際芸術祭2024」(11月4日まで)が現在開催されており、県外から多くの人がこの町を訪れています。 今年は、11の国と地域から37組のアーティストが参加。信濃大町の魅力である「水・木・土・空」をテーマにしたアート作品の数々が展示されています。

 
 
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ケイトリン・RC・ブラウン&ウェイン・ギャレット「ささやきは嵐の目のなかに」

芸術祭の会場は市街地エリアやダムエリア、源流エリア、仁科三湖エリア、東山エリアなどの5エリア。広範囲に渡るので、最寄りのJR信濃大町駅から発着する芸術祭専用のアートバスを利用して回ると便利です。バスは3つのコースに分かれて運行しているので、ウェブサイトをチェックして、見たい作品があるコースを選んでくださいね。 また、地元ガイドと新作を中心に巡る長野駅発着のオフィシャルツアーもあります。こちらは芸術祭公式レストランでの昼食付き。ガイドと一緒なので、より深くアートと町を楽しめそうです。

アート散歩の途中に立ち寄りたい。山の魅力満載のオフグリッドカフェ「三俣山荘図書室」

 
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外壁や店内の壁に描かれた味のあるイラストは、登山道をイメージしたもの

信濃大町駅から10分ほど歩いたところにある昭和レトロな大町商店街には、昔ながらの老舗に混ざって、ブルワリーやギャラリー、カフェなど、魅力的なスポットが点在しています。 もと呉服店を改装したノスタルジックな外観が印象的な「三俣山荘図書室」もそのひとつ。 北アルプスの稜線にある人気の山小屋・三俣山荘の元オーナーで、一般社団法人ネオアルプス代表の伊藤圭さんが、2022年にオープンしたカフェです。

 
 
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山小屋のように、店内の電力や熱源には再生可能エネルギーを使用。壁一面の本棚には、店主の父で三俣山荘の初代オーナー伊藤正一氏の名著『黒部の山賊』をはじめ、登山や環境をテーマにした本がずらりと並んでいます。

 
 
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ジビエサルシッチャのホットドック1100円

山小屋の雰囲気が漂う居心地のいい店内では、オリジナルブレンドのコーヒーのほか、ジビエのホットドックなどの軽食が味わえます。コーヒーを飲みながら本のページをめくれば、何時間でも過ごせそう。 店内の一角には、登山ギアやTシャツ、トートバッグなどを販売するポップアップショップも。アウトドア好きな人にはたまらない空間です。

 

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