高速バスに乗って秋の草津温泉へ。大露天風呂&最旬の“裏草津”めぐり

高速バスに乗って秋の草津温泉へ。大露天風呂&最旬の“裏草津”めぐり

「草津よいとこ 一度はおいで~」と歌われる、日本一の自然湧出量を誇る群馬の人気温泉地「草津温泉」。アクセスが便利な横浜から軽井沢を経由して草津温泉まで、東急バスの高速バスが乗り入れているため、乗り換えなしでラクに行くことができる温泉地です。高速バスの内装はおしゃれな雰囲気で、設備もUSB充電ポートや無料Wi-Fi、トイレが付いているため、快適なバス旅ができますよ。 ダイナミックな光景が広がる湯畑や自然豊かな大露天風呂、新しいスポット「裏草津地蔵」での顔湯体験やティータイム、定番の「湯もみと踊り」ショーなど、見どころがつきない草津温泉。温泉が恋しくなる秋深まるこの時期、温泉の香りと澄み渡る空気に包まれながら、温泉街をおさんぽしてみませんか。

image

横浜駅西口を出発して軽井沢を経由し、草津温泉バスターミナルへ

群馬県にある名湯、草津温泉へ向かうのにおすすめなのが東急バスの高速バス。旅の出発点は、複数の鉄道路線が乗り入れ、アクセスしやすくて便利な横浜駅・新横浜駅です。首都圏から鉄道で行く場合、草津温泉から歩ける範囲に駅がないため、長野原草津口駅などから路線バスやタクシーに乗り換えますが、東急バスの高速バスなら、横浜から草津までダイレクトにアクセスできるというのがポイント。バス停は横浜駅西口のバスターミナル、草津温泉は湯畑から徒歩約5分の草津温泉バスターミナルにあります。 全便事前予約座席指定制のため、乗車日の1か月前から予約が可能。座席も選べ、必ず座われる安心感もあるので、早めに行く必要もないところも魅力の一つです。手荷物もトランクルームに預けられてラクですよ。

予約はこちらから

豊富な湯が湧き出す湯畑は草津温泉のシンボル

image

整然と湯樋が並ぶ湯畑。豪快に流れ落ちる湯滝は迫力満点

草津温泉バスターミナルに到着をしたら、温泉街の中心にある湯畑までは5分ほど歩きます。多くの人でにぎわう湯畑は、毎分約4000ℓの温泉が湧き出す草津温泉の源泉のひとつで、シンボル的存在。日本最大の湯量を誇る草津温泉は歴史も古く、江戸時代には八代将軍の徳川吉宗が湯を江戸城まで運ばせたと伝わる名湯です。

image

湯煙を上げて温泉が湧く湯畑。夜はライトアップもされる

湯畑から湧き出た源泉は、7本の湯樋を通して湯を冷ますことで適温に。湯樋に沈殿した成分は湯の花となり、それを昔から採取していたことから「湯畑」と呼ばれているそう。湯樋を通った湯は湯滝となって流れ落ち、滝壺はエメラルドグリーン色の湯をたたえていて美しく、フォトスポットにもなっていますよ。

image

草津温泉でもっともにぎわいをみせるのが湯畑周辺

足湯や食べ歩きが楽しい♪ 温泉街をおさんぽ

image

(左)浴衣を借りて、源泉かけ流しの「湯けむり亭」で足湯を (右)「草津ナカヨシ堂」の人気おみやげ「草津おいりボーロ」。牛乳瓶がかわいい

湯畑の脇にある総檜造りのあずまやは、無料で楽しめる足湯の「湯けむり亭」。草津にはいくつか足湯があるので、まずは足をゆっくり浸してみましょう。湯畑周辺や西の河原通りには観光スポットや飲食店、みやげもの店が集まり、食べ歩きを楽しむにもぴったりです。 湯畑沿いにあるミルク菓子専門店「草津ナカヨシ堂」は、銭湯をコンセプトにしたみやげ店。レトロでかわいいお菓子や温泉アイテムがたくさんあります。カラフルなソフトクリームソーダやソフトクリームも味わえますよ。

草津ナカヨシ堂

温泉と自然にふれあえる西の河原公園へ

image

紅葉が美しい「西の河原公園」。温泉が流れる川や池のまわりには遊歩道もある

西の河原通りにあるのが代表的な観光スポット「西の河原公園」。河原のあちこちから温泉が湧き出ていて、湯の川や湯だまりを見ながらおさんぽができます。 公園の奥には、草津温泉最大の広さを誇る男女別の露天風呂「西の河原露天風呂」もあります。草津の山々が見渡せる自然豊かな露天風呂は、木々が赤や黄色に染まる紅葉の時期もおすすめですよ。

西の河原露天風呂

日帰り温泉“草津三湯”をめぐってリフレッシュ

image

美しい秋色に染まる「西の河原露天風呂」。冷たい風も心地いい

草津温泉には個性豊かな日帰り温泉があります。「西の河原露天風呂」も含まれる、お得な共通券もある人気の「草津三湯」をめぐってみましょう。「大滝乃湯」は、温度が違う湯船に順番に入っていく伝統の入浴法「合わせ湯」が体験できます。美人の湯といわれる熱めの「煮川源泉」が注がれているので、ゆっくり堪能してみて。 江戸から明治にかけて親しまれていた共同浴場を再建した「御座之湯」は、「湯畑源泉」と「万代源泉」の2つの源泉が楽しめる入浴施設。それぞれ檜造りと石造りの湯船に注がれています。3時間2500円で浴衣をレンタルすることもできますよ。カラフルな浴衣で温泉街をそぞろ歩きするのもおすすめです。

大滝乃湯

ゴザノユ

顔湯でお肌もしっとり♪ 新スポット“裏草津地蔵”へ

image

さまざまな温泉スタイルが楽しめる裏草津地蔵の広場

湯畑から徒歩5分ほどの高台にある地蔵エリアが整備され、2021年に新たなスポットとして誕生した「裏草津地蔵」エリアは注目の場所。にぎやかな湯畑に対して、裏草津地蔵は落ち着いた雰囲気です。湯畑からは、展望デッキを通って「裏草津地蔵」エリアに向かいます。 地蔵源泉が湧く広場には共同浴場の「地蔵の湯」や足湯のほか、珍しい手洗乃湯、顔湯があります。草津の湯はアルコール殺菌に匹敵するほどといわれていることから、手洗乃湯で手を洗ってみましょう。四角い木箱は顔湯。木箱をのぞきながら立ちのぼる湯気を顔に当てれば、お肌もしっとり。部分浴で体を温めるだけで、リラックスできますよ。

image

(左)顔湯のスチーム効果で美肌になれそう (右)手洗乃湯でゆっくり手を温めて

image

地蔵源泉が湧いている様子も見られる

1万冊以上の漫画本に囲まれる至福の空間「漫画堂」

image

木造2階建ての建物内は、天窓から陽が降り注いで明るい空間

「裏草津地蔵」エリアの「地蔵の湯」の脇から階段を上って高台広場に向かいましょう。ここには2つの建物があり、そのひとつが「漫画堂」です。 2階まで吹き抜けた開放感たっぷりの館内には、壁一面にずらりと漫画が並び、圧倒されるほど。赤塚不二夫をはじめ草津温泉や群馬県にゆかりのある作家の作品、人気作品などを中心に約1万冊の漫画が所蔵されています。人気漫画家たちが草津を訪れた時の寄せ書きやイラストも展示されていますよ。 木の温もりに包まれながら、お気に入りの漫画を読んでゆっくり過ごすのもおすすめ。2冊まで貸し出しもしており、隣接する「地蔵カフェ 月の貌」に持ち込んで読むこともできます。

image

人気漫画家から寄せられた作品も

漫画堂

「漫画堂」に隣接の「地蔵カフェ 月の貌」のテラス席でのんびり

image

温泉街の中でも静かな場所で、ゆっくり過ごせるカフェ

「漫画堂」に隣接する「地蔵カフェ 月の貌」は、俳人の小林一茶が草津を訪れた際に詠んだ句から店名を付けたそう。木の温もりあふれる店内は落ち着いた雰囲気で、大人がくつろげる空間。天気のいい日はテラス席で過ごすのもおすすめですよ。 スイーツはクロテッドクリームとジャムが付いた手作りのスコーンや、デンマーク産のクリームチーズで作るプレミアムチーズケーキが人気。ハワイのコナコーヒーやオーガニック紅茶などこだわりのドリンクと一緒にぜひ味わって。ピザや焼きカレーなどのフードもおすすめです。

image

日替わりスコーンもある手作りのスコーン650円

地蔵カフェ 月の貌

草津にきたら、やっぱり「湯もみと踊り」ショーはかかせません

image

吹き抜けの建物の1階と2階から見学できる

湯畑の目の前にあり、大正ロマン風の建物が印象的な「熱乃湯」。ここは江戸時代から受け継がれている「湯もみ」がショーとして行われている人気スポットです。「湯もみ」とは、熱い草津の源泉が注がれた湯船に約180cmの板を入れて動かすことで湯をもみ、入れるぐらいに湯を冷ますことをいいます。 「熱乃湯」では、「草津よいとこ~ 一度はおいで~♪」で知られる「草津節」や「草津湯もみ唄」に合わせて、女性たちが踊りと湯もみを実演してくれます。長い湯もみ板を軽快に動かし、豪快に湯しぶきを上げる様子は見逃せません。日曜と月曜には「湯もみ体験」も開催しているので、ぜひ挑戦してみては。

image

貴重な「湯もみ体験」もいい思い出に

熱乃湯

心身ともにリラックスできる草津には、バス設備も充実の東急バスで♪

image

おしゃれでやさしい雰囲気の車内

帰りももちろん、草津温泉バスターミナルから高速バスで。木目調の床とブラウン系のシックなシートに、やさしいピンク色をアクセントにあしらった車内は、大人の女性も落ち着ける空間です。座席間も広いので足をのばし、リクライ二ングシートでリラックスしながら移動できます。 バスはトイレ付車両で安心。行きも帰りも関越道上里SAで10~15分程度の休憩があり、トイレ休憩のほかに、SAのスナックやカフェを楽しむこともできます。所要時間は約5時間45分ですが、小型テーブルのほか、車内ではUSB充電ポートや無料Wi-Fi「Tokyu Bus Free Wi-Fi」も利用できるので、移動時間も草津のことを事前に調べたり、動画を楽しむ時間として有意義に快適に過ごすことができますよ。

image

リクライニングシートでゆったり過ごせる

予約はこちらから

温泉に浸かるのも歩くにも心地いい秋の旅は、高速バスを利用して横浜から草津温泉まで出かけてみてはいかがでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です